本日七月一日は向島めうがや様においでいただきお仕立て足袋の会を催しました。
リポーター湯文字王子こと「いのちゃん」です。おじさんです。
足袋を仕立てるっていうことはどういうことか?
そうフルオーダーなのです。
足の形を採寸いたしますが、なんと片方だけで12箇所以上を採寸します。もちろん両方の足を行うわけです。
足のサイズは右左違います。
爪の向きから足指のそり
甲の高さはもちろん
かかとの大きさも
指の一本まで採寸するのですね。
めうがやさんの足袋にはシワが寄りません。
そして
フルオーダーは6足よりオーダー可能なんですが
納品までにお時間いただきます。
採寸に45分。
一足目ができるまでに2ヶ月。
そこから九十日履いていただき、気になるところをチェックし、職人さんにフィードバックして残りの5足を作っていただくのです。
(気になるところをチェックと申しましても、99%不具合があるということはありません。完璧な商品が届きます。)
どうですか?
手に入るまでに4ヶ月かかります。
日本人気質の「本物」を知ることは素晴らしいことです。
まずは足の確認
そして足袋は立って履くものですから
採寸も立っていただき採寸いたします。
400
指の大きさも測ります
指の角度と長さも
かかとと足の甲との関係を計測
また夏の装いのカウンセリングも!!
さて
フルオーダーとセミオーダーの違い
これは筆者湯文字王子の足で違いがわかるように、翌日写しました。湯文字王子こと私も数年前にめうがやさんで仕立てております。
上が めうがやさんの足袋
下が セミオーダーの足袋です。
写真でわかりますか? 生地の違いは考慮せず、ぴったりしているのは上の めうがやさんのフルオーダーですね。
下のセミオーダーは親指が少し余っています。あと小指から踵へのアーチのところも少し余りがありますね。
私「湯文字王子」は5枚こはぜ
女性は4枚こはぜがオススメ。
こはぜにロット番号がつきます。一番は最初に送ってきていただいた足袋です。
左からロット番号、自分の好きな文字(5文字程度)、めうがやさんの屋号のこはぜ
という順番になっています。
お好きな方は裏地にもこだわれます。
写真の裏地の色の違いがわかりますか。
私は上の生地はめうがやさんのもの
下は私が織った大麻の布を持ち込んで裏地に仕立てていただきました。
いかがでしたでしょうか。
定期的に全国の様々な工房へ赴いたり
お招きして楽しい時間を過ごしています。
ご連絡お問い合わせはメール電話でお気軽に。