『凛と立つ日本男児の美学 - 骨格美人着付けで蘇る和の魂』

風情ある街並みを、颯爽と歩く着物姿の男性。
その姿に、古き良き日本の精神が宿る。
今回、骨格美人着付けを実践する富田秀一さんにお話を伺い、現代に息づく和の心を探ります。

伝統と革新が織りなす、新しい着物ライフ

富田さんは、高校時代の剣道、大学時代の弓道を通じて和装に親しんできました。
しかし、本格的な着物との出会いは、骨格美人着付けがきっかけだったといいます。

「最初は写真撮影のための体験でしたが、着てみると不思議と背筋が伸びて、学生時代の凛とした自分を思い出しました」と富田さん。
その瞬間から、着物が彼の生活に溶け込んでいきました。

絹の優しさに包まれる至福のひととき

富田さんが特に印象に残っているのは、初めて長襦袢を着た時の感覚です。

「冬だったのに、絹の心地よさで全然寒くなかったんです。長襦袢だけでもいいね、って笑ったくらいです」

その後、本格的な着物を仕立てた時の喜びもひとしおだったそうです。

「腰がビシッと締まって、弓道で言う『銅作り』の感覚。
腰から下がドシッと安定して、歩くのが本当に気持ちいいんです」

和の心で紡ぐ、特別な時間

着物姿で過ごす時間は、日常に彩りを添えます。
富田さんは文楽鑑賞や食事会など、様々な機会に着物を楽しんでいます。

「着物を着ると、周りの方の反応も違います。
お店の方も一段上に扱ってくださるし、外国の方も興味深く見てくれる。
特別な気分を味わえるんです」

そんな富田さんが、着物を始めようか迷っている男性に贈る言葉があります。

「たまには着物を着て、日本男児の姿を示してほしいですね。
背筋をビシッと伸ばし、腹をグッと下げて。いかにも日本男児だという風格を、ぜひ皆さんに見せてほしいんです」

あなたも和の世界へ一歩踏み出してみませんか?

骨格美人着付けは、伝統的な着物の魅力を現代に蘇らせる革新的な方法です。
着る人の骨格に合わせた着付けで、美しさと快適さを両立させます。

富田さんのように、着物を通じて新しい自分と出会える喜びを、あなたも体験してみませんか?
骨格美人着付けで、和の心を纏う素敵な一日が、きっとあなたを待っています。

この記事を通じて、読者の皆様が日本の伝統文化である着物に興味を持ち、自身も体験してみたいと感じていただければ幸いです。
骨格美人着付けは、現代生活に合わせた新しい着物の楽しみ方を提案しています。
ぜひ、和の心を纏う素敵な体験をお試しください。

撮影/丸山耕一